2008-04-09

エビデンスにもとずいた治療

わが国では従来、個々の医師の「経験にもとづく医療」をそれぞれの医師の裁量で行ってきた。こうした科学的根拠のない経験や習慣、権威者の意見にもとづく治療法などを排除し、世界中で実施される臨床研究などの、科学的データにもとづいた医療を患者に提供していく流れにある。こうした臨床試験などの研究データをエビデンスという。
3月の終わりに13年前に一年間参加した研修会の記念講演会に参加した。一言で言うとこの研修会はエビデンスという言葉を大事にしている研修会だ。ほとんどの研修会では著名な先生の治療の「どうだ」症例の注意点や治療法、機械の販売に近い材料や機械の取り説のようなものが多い。最近はそれでもこぎつけたように多少のエビデンスも付与して話すが・・・
そういった意味ではこの研修会は貴重な研修会だと思う。ほとんど写真など出ず世界の信頼性の高い論分のレビューとそれに関しての先生の私見ではなく感想を話すのがメインだ。しかし感想としては咬合は変わらないということ。13年前と違うのは
インプラントのエビデンスが少しずつふえてきたぐらいでほかはほとんど代わりがない。やはり紹介されるのは変わらず信頼性が高い論文になる。
私は経験とエビデンスを踏まえた患者様にあった治療を今後もこころがけていきたい。

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