2012-03-19
臨床教授のお祝いの会
大学の教授には普通の教授の他に客員教授や臨床教授という肩書きの人がいる。当然一番えらいのは普通の教授だ。客員はもともと教授だった人が退官してその大学に多大なる業績を残した人や他の大学の有名な先生が多い。臨床教授は表向き教育と研究と臨床を行う場所とうたっている大学なので治療ができないといけないので、実際の治療が上手な先生がなる。たいていの場合有名な開業医が多い。大学は研究機関であって、普通の教授は論文の数+何かしらで決まる。逆にいうと論文がかけなければ教授になれないし。大学にのこるべきではない。ざっくり言うと半分くらいの教授はそんなに臨床(つまり治療)は上手ではない。基礎や理論はわかっているかもしれないが、実際の治療とは違う。そうなると教育と臨床がうまくいかないそれを補うのが臨床教授なんだと思う。15年前に日本の歯科大ではほとんどなかったが今は多くの臨床教授が誕生している。じゃないと大学で治療するかんじゃさんが減る。昨日10年以上仕事に行ってる病院の先生が臨床教授になったお祝いに西麻布にその病院で働いたことのある先生方が集まった。沖縄から来て朝一番で帰る先生もいた。まじめな話とまじめじゃない話いつも両方聞かせてくれる。何年たってもみんなに勉強しなさい。発表しなさい。日本以外でも学びなさい。いつも尻をたたいてくれる。完璧な強い人間じゃない弱い部分もある先生だからみんなに慕われるんだと思う。15年先を歩いているので、方向性を示してくれる。そこにいる先生みんなが、いまの自分があるのはその先生の影響だと言っていた。近くに見える日もある富士山やスカイツリーのような存在だ、でもいつも方向性だけは教えてくれる。10年以上たって少しまた遠くになった感じだ。明日は久々の休みだ、いつも外科処置でお世話になっている先生が港区の病院を退官になり私たちの病院で週一で働いてくれる。
楽しみだ
楽しみだ