2007-03-02

外傷歯(癒着)の矯正

歯が出てる患者さんでは子供のころに前歯をぶつけてしまっているケースは少なくな
い歯が変色していてくれたり、割れたりしていればわかりやすいが診断が難しい場合
が少なくない。ぶつけてしまったことにより矯正力をかけても動かない場合があるた
め診断は重要になる。出っ歯を治したいのにその歯が動かないことがあるのだ、
診断のポイントは既往歴・色・電気歯髄診・音・X線等であるがどれも決定力がなく
多くの場合は一時的にその歯のみを部分的に動かしてみてその動きや歯の動揺を
みてから診断を決定することが少なくない。では実際動かない場合はどうするか
前後的な場合は抜歯してしまうか当該歯のみ残して補綴で対応知るか外科的にブ
ロックで移動させるかになる。写真のような上下的な癒着の場合は一度歯を脱臼
させて矯正力で挺出させるか外科的に挺出させて目標の位置まで引っ張り固定し
再度癒着を狙う方法がある写真の症例は2度脱臼させ矯正力でひっぱて来たが、
すぐに再度癒着してしまったため3度目はマージンを揃えるまで外科的な挺出を
試みた症例です上が補綴終了直後の写真、下が初診時の写真です。当初この
患者さんはインプラント治療も考え治療を行いましたが一応綺麗な歯並びに
なりました。今後はやはり,当該歯の根の吸収を注意深く観察していかなくては
なりません多くの場合健全歯より早めに吸収してしまうケースが多いからです。




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