2007-09-01

歯周病(歯槽膿漏)と矯正治療②

前回歯周病の矯正の大事なことはチームでしっかり行うことと治療中の患者さんのブラッシングや術前のスケーリングが大事だというお話をしましたが、治療中は固定が大事になります。歯周病の患者さんは多くの歯が骨の吸収によってグラグラしていますので歯を動かそうとすると動かしたくないは歯まで反作用で動いてしまいます。そのため動かしたくない歯を何らかの方法でしっかり固定をしなければなりませ。これは普通の矯正治療にも言えることです。歯周病の矯正治療でもうひとつ大事なことは仕上げつまり治療のゴールで前歯のかみ合わせを浅く仕上げることです。歯軋りや咀嚼のときに前歯や特定の歯だけが負担のかからない状態に仕上げなくてはいけません。治療が終わったらしっかりとした保定(固定)が必要です。写真は治療前、と治療後。

治療前(正面・側面)

治療後(正面・側面)




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